Sexy Zoneとして最後のツアー『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME』クリスマス公演レポ! – 写真・くさかべまき、取材、文・福田恵子 | ananweb – マガジンハウス

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この冬、初の3大ドームツアーを行ったSexy Zone。アーティスト名の変更を発表した彼らにとって今回のツアーは、Sexy Zoneとして最後のツアー。東京ドームで開催された『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ in DOME』から12月25日のステージの模様をレポートします。

デビュー12周年で実現した初の3大ドームツアーがSexy Zone名義では最後のステージに


暖冬の2023年の冬。街がクリスマスのイルミネーションで華やかに色付くクリスマス当日、どこよりも熱気に溢れていたのが東京ドームだ。

今回のドームツアーは、『SEXY ZONE LIVE TOUR 2023 ChapterⅡ』をパワーアップしたステージ。アリーナツアーで使用した“音楽のある夜の街に繰り出すSexy Zone”というコンセプトが踏襲され、ネオン看板が賑やかに輝く都会の街のセット。その街並みが夕焼けのような眩しいオレンジの照明が照らされると、センターステージにチェッカーフラッグ柄の衣装を身に纏った4人が登場!

オープニングは、疾走感満点の新曲「人生遊戯」から。菊池風磨さんが主演を務めたドラマ『ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~』の主題歌で軽快なテンポ感のラップが注目の楽曲だ。

ラップパートは、菊池さんが作詞を担当し、綴られたリリックは、自身とリンクしたもの。時代のせいにせず、自分で答えを選べと力強く叫ぶメッセージソングをパワフルに歌い踊る4人。それは、デビュー13年目にして、グループ名を変更するという逆境にも負けない強さを感じさせるパフォーマンスだった。ドームならではのド派手な特効が光った「BUMP」では、炎が勢いよく次々と燃え上がり、花火も吹き上がり、盛大だ。

ソロ曲のトップバッターは、菊池さん。黒のタンクトップにゴールドのチェーンネックレスをして、ワイルドな雰囲気で歌ったのは、奮い立つ魂を歌うラップ曲「My World」。レーザー光線の華やかなビームや炎の特効が飛び交う中、挑発的なラップで男気と色気を全開に解放しながら、攻めて行く。

中島さんは、ダンサーをバックにつけてセクシーに「ROSSO」を。ダークネイビーのスーツを恰好良く着こなし、唇に手をあてたり、グローブを口で咥えて脱ぎ捨てたり、アイドル力に溢れた魅せ方でケンティーワールドを炸裂させた。

佐藤さんのソロ曲は、「雨に唄えば」。自身が作詞を手掛けており、いつかヒーローになれると信じていた子供の頃の想いを振り返る歌詞だ。パンダ、うさぎ、トラ、ペンギンなど、キュートな着ぐるみが登場して、ときおり動物たちとハイタッチしながら、ピースフルでほのぼのした世界観を繰り広げる。

続いて、クールなEDMで攻めたのは、松島さんのソロ曲「Turbulence」。照明が落とされ、ペンライトの光りをオフにした暗闇から始まり、スモークが立ち込める中で、ダンス。ダンサーと共に花道を歩きながら歌う姿は、鋭い眼差しと力強い歌声で楽曲の世界観を表現しており、普段の笑顔の松島さんとはギャップが満載だ。


MCでは、「改めまして、僕たちがSexy Zoneです!」とグループ名を、いつになく丁寧に声を揃えて叫ぶ4人。「今日は12月25日でしょ。聖なる日のクリスマスライブなのに、めちゃくちゃアツくない? テンション上がっちゃって、雪も溶けちゃってんのかな」とハイテンションな中島さんに「熱々で行きたいっす!」と笑う菊池さん。

佐藤さんは「ケンティー、調子がいいね~。クリスマスはとくに(笑)」と、ニコニコ顔。12月オタクだと断言する中島さんに「12月オタクとはなんぞや?」と松島さんが突っ込み、「説明しよう。ただクリスマスシーズン、ホリデーシーズンが大好きっていうだけだよ」と解説するなど、わちゃわちゃトークが止まらない。

東京ドームは24日、25日、26日の3DAYS開催ということで、「昨日がイブで、今日はクリスマス、明日のアフタークリスマス、全部俺ら、セクゾが東京ドーム牛耳っています。アーティストが世界中、日本国内にいっぱいいる中で、クリスマスの東京ドームに選ばれたのは、Sexy Zoneです! そして、それを観に来ているのは、セクシーラバーズです!」(中島さん)と、胸を張る4人。

そして、クリスマス気分を盛り上げるため、じゃんけんで勝った順番でクリスマスコスプレを選ぶ場面も。菊池さんは赤のサンタ帽、松島さんはトナカイ、佐藤さんは黒の小さなサンタ帽、中島さんは黒のサンタ帽とクリスマスツリーのめがねをかけ、「メリークリスマス!」と4人揃って記念撮影。コスプレ姿のまま、Sexy Zoneのライブで初の演出となるAIカラオケ採点チャレンジに全員で挑戦。これまでの公演での最高記録92.919を超えるべく、「せめて夢の中だけは君を抱きしめて眠りたい」を歌うも、91.885という結果に残念がる4人。

ラストスパートで展開されたのは、懐かしいシングル曲やカップリング曲を詰め込んだSZメドレー。昨年のドームツアーから導入された18mの高さまで上がるスーパークレーンで観客のすぐ目の前へ。「Lady ダイヤモンド」「男 never give up」など、デビュー初期の曲をハイテンションに畳みかけ、「Cream」発売記念オンラインファンミーティングでファンと相談して作り上げた「ワィワィHaワィ」をライブで初お披露目も。


クライマックスは、デビュー曲「Sexy Zone」。グループ名が変更になる彼らにとって、この曲をSexy Zoneとして披露できるのは、このツアーがラストだ。スクリーンには、初の単独ライブを国際フォーラムで開催してデビュー曲を歌った時の初々しく、フレッシュな5人が映し出される。当時、歴代最年少デビュー首位を飾ったこの曲を歌う姿も大人になった今では、また違った輝きを放つ曲に。佐藤さんのキメ台詞「セクシーローズ」も同様だ。

今の想いを込めたあいさつでは、Sexy Zoneというグループ名への想いを語る場面も。

まずは、中島さん。「Sexy Zoneという名のもとでこのステージに立つのも限られてきている、そんな中で、今こうして東京ドームという最高のステージで僕らとセクシーラバーズが結ばれていることに心から感謝しています。この12年間の中でSexy Zoneが結成されて、元々1人1人が違うジュニアのグループに入っていた中で、デビューが決まって、どうしてこのメンバーなんだろうって10代の時は、葛藤があったんですけど。お互いの友情がだんだん固まっていくうち、Sexy Zoneというグループでこの東京ドームに辿り着きました。中島健人自身、人生の中で良いことだったり、悪いことだったり、あって。(アイドルとして)完璧で究極に見えるようにしてくれているのは、みなさんがいるから。いろんなことがある中で、全部セクシーラバーズが、嫌なことを忘れさせてくれる。だから、もしかしたら俺らよりもみんなの方が完璧なアイドルかもしれないです(笑)」。

そう笑わせてから、「今度はこのマイク使ってみる? この衣装を着てみる? そして、俺と一緒に歌ってみる?」と会場に尋ね、そのたびに「フー!」と盛り上げるセクシーラバーズたち。

「こういう自分の言葉ひとつひとつを愛情として受け取ってくれるセクシーラバーズが、俺は大好きです。俺の20代最後のツアー、20代最後のクリスマスをみんなに受け取ってもらいました。同時に、この20代最後の季節をこのメンバーと過ごせて、本当に嬉しかったです。Sexy Zoneという名前も次なるフェーズに向かいますけれども、その次なるフェーズでも、輝かしい未来、熱い絆、そして、セクシーラバーズと結ばれた愛情。それを未来にも1つ1つ紡いでいこうと思っています。アイドルの神様がいるなら、今日は1つ言わせてください。まず1つ、メリークリスマス。そして、セクシーサンキューフォーエバー!」。

続いて佐藤さん。「去年は初めてドームをやらせていただいて、今年は3大ドームでステップアップすることができました。最初はホールから始まって、全国ツアーができるようになって、1歩1歩ステップアップしていって。なかなかドームにね、辿り着けないなって思いながらやっていた活動の日々もありました。でも、やっと去年立てたから、掴んだチャンスは絶対に離さないぞと心に決めて、全力で挑みました。それは今日も一緒です。全力で魂をぶつけました。思いは届いているでしょうか?」。そうセクシーラバーズに問いかける言葉に歓声で応える会場。

その声に耳をしっかり傾けながら、「僕たちにとって、当たり前じゃない。この景色は、本当にすごいものを見せていただいているなと思うし、その拍手や歓声の1つ1つに本当に感謝しています。最近は色々な不安がある中で、こうやってライブに来てくれたり、応援してくれたり、本当に感謝しています。時にはね、泣きたくなる時もあると思います。それをこらえて応援してくれていると思います。でも、泣きたい時は我慢しなくていいし、その泣き顔を僕たちが、僕たちSexy Zoneが笑顔に変えていくので、また東京ドームで会えたらなと思います。…約束です! 今日はクリスマスです。メリークリスマス!」。

松島さんは、「どうも、Sexy Zoneの松島聡です」と自己紹介から言葉を紡ぐ。 「Sexy Zoneの松島聡です…って言うのもね、あとわずかとなってしまったので、改めて言いました。今日はクリスマスという素敵な日にみなさんに会えて本当に嬉しかったです。この景色は、何回見ても飽きない。ここから見ている景色をみんなに共有したいなって思うぐらい、とてもすごく綺麗な光景です」。

そう会場を見渡してから、「このライブの挨拶の時に何をみんなに伝えたらいいのか、何を自分が1番伝えた方がいいのか、色々考えました。今日は、僕がいつも大事にしている言葉、自分らしさを大事にして欲しいということをみなさんに伝えたいなと思いました。この公演を通して、12年で本当にいろんな方が会いに来てくれているんだなっていう愛情を間近で感じています。昔から応援してくれているファンのみなさんは、新しく応援しに来てくれたファンの方を大切に、仲良くして欲しいです。そして、この会場だけじゃなくて、普段の日常生活でも、自分の隣にいる人だったり、家族だったり、そばにいて当たり前になってきてしまって、感謝を忘れがちな人にも、今日みたいなクリスマスの日とかに『いつもありがとう』とか言えるとすごく素敵ですよね」と、優しい提案を。

さらには「今日はちゃんとみんなにありがとう、そして、自分を大事にしてねっていうことを伝えたかったので、こういうメッセージを届けました。本当にみんないつも応援してくれてありがとう。そして素敵なクリスマスをありがとう。大好きです。これからも応援してください」とファンを思いやる言葉を投げかける。

ラストは、菊池さん。「メンバーからもあったように、Sexy Zoneとしては最後のライブツアーになります。Sexy Zoneと初めて聞かされた時のあの日の衝撃は、いまだに忘れることなくあるし。それはきっとみなさんも同じだったかもしれません。その時は僕らに興味がなかったかもしれない。その時から応援してくれていたかもしれない。(中略)Sexy Zoneがこうして、みんなに支えられて、いつの日にか、5万5000人を一堂に会する今日、ここに来られなかった人たちもみんな僕たちに声援を向けてくれて、その僕たちとみんなを繋いでいるのが“Sexy Zone”その名前だとするなら、僕は本当に今、誇りを持ってここに立つことができています」。

そして、感慨深い表情で「ああ、Sexy Zoneとしての自分たちは後どれだけ、どれほどの時間が残されているのかな、なんて。そんな風に思いながらここ数ヶ月を過ごしております。こうやってみなさんの前に立つと、そんなネガティブな気持ちは、一度忘れて、本当に夢のようなひと時を過ごさせてもらっています。ありがとうございます」と、感謝の言葉を。

さらにしみじみとしながら、「永遠なんて、きっとないんですけど、でも、永遠を信じられる、そんな僕たちでいたいなと心から思っています。時間に縛られず、僕たちの思い出、この12年間はみんなの胸の中にあります」と語って、菊池さんの曲紹介でラスト曲「timeless」へ。

ライブの最後でファンと「Sexy Zone」とグループ名を叫ぶ場面では、「最上級の声、出せますか?」「東京ドーム、最後にひとつになれますか?」と、あおり、「Sexy Zone」とこの日いちばんの大音量でグループ名を叫ぶ5万5千人。

このツアーが終わればもう二度と聞けないかもしれない。その切なさを感じながらも、大迫力のセクシーラバーズたちの声に爽快感たっぷり、最高の笑顔を覗かせた4人。去り際、「クリスマスのプレゼントは、俺たちとの未来だよ」と甘い言葉を放った中島さん。より最強のスーパーアイドルを目指して、次のフェーズに向かうSexy ZoneのChapterⅡは、極上の輝きに満ち溢れていた。

写真・くさかべまき、取材、文・福田恵子

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