
取材展示会概要
展示会名:第39回フランチャイズショー2022
会 期:2022年3月2日(水)~4日(金)
会 場:東京ビッグサイト
主 催:日本経済新聞社
人生の最期を飾るお葬式。値段は抑えたいが、何より心のこもった式にしたいという方が多いだろう。そんな望みを両方叶えてくれるのが、「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」がスローガンの「葬儀会館ティア」だ。どのようなビジネス戦略でそれを実現しているのか、株式会社ティアの課長代理である福田勝也氏に聞いてみた。
―では、貴社のビジネスをフランチャイズオーナー様向けにご紹介いただけますでしょうか?
弊社は葬儀を専門に取り扱う会社でして、そのフランチャイズ事業を展開しております。全国どこへでもお伺いして商談をして、出店をお手伝いします。
本部としては主に、加盟を検討していただいている企業様のスタッフ様を教育するところから対応いたしますので、異業種で新規参入ということも可能です。やはり「死」を取り扱うビジネスでありますので、宗教の知識・いろいろな施工技術・心や理念の教育など、そういったセンシティブなところの育成を通じて、加盟企業様のスタッフ様へ対応させていただきます。
出店に関しては、本業をされているエリアを中心とすることをお勧めしています。その市場でマーケット分析や競合他社様の調査等をおこなって、事業計画等を組ませて頂いて、都度協議しながら進めていくというのが流れになります。
これから2040年までに年間で亡くなられる方がどんどん増えていくといわれております。そのため、出店としては3~5年でその市場にある程度ドミナント展開をしていると、来たるべき時にしっかりとした集客と収益が期待できると考えています。

―イニシャルコストの部分で、個人だとハードルが高いとか、法人のほうがやりやすいということはありますか?
そうですね。加盟条件としては法人様に限定しておりまして、異業種の新規参入というのが条件ですね。会館を建てたりなどの建設費用もありますので、基本的に他のフランチャイズビジネスよりは比較的高めになっています。
建物自体は60~80坪ぐらい、そして土地が200坪前後という会館を建設して事業を展開していくようなかたちになりますので、初期費用としてはだいたい7,000~8,000万円ぐらいですね。
―2040年までにいろいろと需要が増えることになるとおっしゃっていましたが、現在の展開数と、貴社の今後の目標などはありますか?
現在、全国に135店舗ございます。内訳は、直営が80店舗、FCが55店舗ですね。
目標としましては、2030年までに260店舗以上の展開を考えております。可能であれば、なるべくそれ以上の出店ができるように取り組んでおります。
―同じような葬儀会館のフランチャイズというのは今回あまりブースが出ていないのですが、同業者さんとの差別化ができる部分としては、どういったものがあるのでしょうか?
まず葬儀の業界でフランチャイズ展開ができているのは、あまり他社様ではいらっしゃらないと思うのですが、一番の差別化ポイントは人材だと考えています。人材育成の施設、「ティアアカデミー」という葬儀の宗教知識等を学ぶ学校がございまして、社内の従業員も加盟企業様のスタッフ様もそこに入って研修して、しっかりとした技術や知識、そして考え方を学んでいただけるような環境を整えております。
あと一つ、葬儀の業界は冠婚葬祭の互助会の企業様がいろんな地域に根付いていらっしゃるんですけれども、「ティアの会」という会員制度をとっておりまして、「入会金1万円でお葬儀・サービスが会員価格で受けられる」というものがございます。葬儀の総額が仮に120~130万円かかるところが、70万ぐらいでできるというようなサービスを受けられます。そういったお客さまの選択肢が増えることは、業界としてはいいことだと思います。
―やはりこれだけ需要が伸びてきているということで、「きちんとしたマナーが身についていて、知識がある人が対応しないと」という点は、貴社がしっかりと育成してカバーできているということですね。
まさに人というものが要になる業界ですし、「哀悼と感動のセレモニー」というスローガンを私どもとしては掲げております。「哀悼」はもちろん他の葬儀社さんでもやってらっしゃると思うんですけれども、その「哀悼・寄り添い」の先で、ご利用していただいたお客様方に「感動」が生まれて、「ありがとう」という言葉が返ってくるというのが私たちの使命だと思っています。日本で一番「ありがとう」と言われる葬儀社を目指しております。
なので、そのような想いを表明する法人の方には、ぜひとも参入していただきたいです。

株式会社ティア
〒462-0841 日本愛知県名古屋市北区黒川本通3丁目35番地1 ティア黒川 4F
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