特集 フランチャイズビジネス 第2回 FRAX TOKYO|株式会社 K-ブランドオフ

取材展示会概要
展示会名:第2回 FRAX TOKYO
会 期:2022年1月13日(木)~15日(土)
会 場:東京ビッグサイト
主 催:RX Japan株式会社 (旧社名:リード エグジビション ジャパン)

1993年の創業以来、国内外で中古ブランド品の買取・販売事業を展開している「BRAND OFF」が、満を持して2021年3月から加盟店の募集を始めた。

今回のFRAX TOKYOでもブランド品買取のFC本部の出展も多く、どこも賑わいを見せていたが、オリジナルの動画の放映などFCオーナー向けPRに力が入っていたのもとても印象的だった。

ブランド品の流通市場について多くの実績をもつ同社の強みとはいったい何か。運営会社である株式会社 K-ブランドオフ経営企画本部/事業開発部 部長であり、店舗統括本部/FC事業部 部長でもある小谷英之氏に話を聞いてみた。

株式会社 K-ブランドオフ 経営企画本部/事業開発部 部長 店舗統括本部/FC事業部 部長 小谷英之氏

ー御社のビジネスモデルについてご説明いただいてもよろしいでしょうか?

小谷 当社はブランド品のバッグ、時計や宝石類の買取専門ビジネスをやっております。

ー御社のビジネスを始めるのにはどんな方がマッチしているのでしょうか?

小谷 基本的には個人様の起業も法人様の新規事業でも参加できるモデルになっております。

ー現在の加盟店数と今後の目標数を教えていただけますでしょうか?

小谷 当社はパートナー募集を始めて10ヶ月が経ったのですが、既にオープンしている店舗が2店舗、今後オープンを控えているのが6社ございます。エントリーをいただいてるのが13社ございまして、3年で100店舗を目標としております。

ー契約からオープンまではだいたいどれくらい期間が必要ですか?

小谷 既に物件を持っていらっしゃる企業様ですと最短で1ヶ月くらいです。例えば、福井店というお店は10月にエントリーいただいて、12月3日にオープンしました。当社の場合は物件の内装工事に時間がかからないんです。1ヶ月あればできてしまいますので、その間に研修を受けていただくので、オープンまでの時間も短くなります。物件探しからの方でも物件が決まってから長くても2ヶ月でオープン可能です。

また、弊社の場合は施工会社をお客様自身で選んでいただくこともできます。守っていただくレギュレーションはありますが、通常の設計デザイン事務所さんならどこでも頼んでいただけます。

ー他社さん御社のビジネスモデルで差別化になる箇所があれば教えてください。

小谷 大きく3点ございます。1点目は本部と加盟店様との立ち位置の違いです。
本部はプラットフォーマーの位置づけとなっておりまして、加盟店様が買い取ったブランド品を全て我々の流通プラットフォームに出品してただきます。そこから世界50か国のバイヤーさんが買い付けて販売されるので、加盟店様は売ることが一切ありません。なので、買取に専念していただくビジネスモデルでして、本部との関係はプラットフォーマーとサプライヤーの関係になります。

2点目が収益の違いです。フランチャイズ本部様は加盟店様が得た利益から何パーセントかロイヤリティを頂戴することが一般的です。我々は加盟店様とはパートナーですので、固定のロイヤリティをいただくモデルになっております。

3点目が技術的な話になるのですが、この業界では初めてのAIでの査定が可能なアプリを開発、提供しています。今まで査定の心眼は門外不出だったのですが、DX化することで誰でも可能な仕組みができております。これによって、店員の技量に関係なく適正な価格で買取が可能になるので、利益率が安定しクレームも減ります。他のお店では楽天やアマゾンで調べて買取価格を決めるケースも多いのですが、価格の振れ幅が大きくなるので安く買い取られた等のクレームが起きてしまうんです。

我々のプラットフォームは流通の30%を占めておりますので、このAIでの査定額が業界の相場になってくるんです。蓄積されたデータも加盟パートナー様には公開しています。


株式会社 K-ブランドオフ
〒921-8013 石川県金沢市新神田2丁目5番17号
TEL:076-292-0402
https://www.brandoff.co.jp/