夜までどうする?60分余った時の、福岡での過ごし方:Vol.1

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カレー屋で『BRUTUS』のバックナンバーを読みふける

赤坂

福岡〈東方遊酒菜 ヌワラエリヤ〉店内

スリランカのスパイスを使った家庭料理に魅せられたオーナーが30年来営むレストラン。名物のカリーを目当てに、という正統な楽しみ方は言うに及ばず。混み合うランチタイムをあえて避け、スパイスティー680円(税込み)を嗜むという選択肢もあり。

茶葉香るミルクティー片手に雑誌好きを公言するオーナーの秘蔵コレクションから『BRUTUS』を引っ張り出し、過去の時代にタイムスリップ!なんて人が増えると、小誌としては嬉しい限り。

教科書に載っていた金印を見に行く

百道浜

福岡〈福岡市博物館〉外観

目を引きつける不思議な形といい、艶かしい黄金色の輝きといい、まさに国宝の称号にふさわしい金印。教科書にも登場する最もポピュラーな国宝を天神からわずか十数分の距離で見られるとなると、とてもじっとはしていられない。

一辺2.3cm、重さ108gの小さな金塊ながら、刻まれた精巧な文字や蛇の鱗を表現した魚子(ななこ)など、随所に見どころのある至宝。レプリカでは表現し切れない、本物ならではの迫力を観察したい。

古本屋の100円コーナーで、幻の一冊を発掘する

別府

福岡〈徘徊堂〉外観

古本屋って、意外な掘り出し物があるから面白い。松枝蔵人さん・麻美さん夫婦が営む古本屋〈徘徊堂〉には、堅苦しくなく気軽に読める書籍や、子供と大人が楽しめる絵本が充実している。所狭しと並べられた本の中で、特に気になるのが軒先の100円コーナー。

『長靴をはいた猫』などの有名童話や、趣味の分野外であっても引っかかるタイトルの書籍が多々あり、各ジャンルの名作と珍作が隠れている。試し読み的感覚で粋に求め、移動中に読みふけろう。