2月6日〜2月12日 牡羊座の運勢【ブルータス週間占い】

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今週の空模様

「もつと強く願つていいのだ/わたしたちは幾種類ものジヤムが/いつも食卓にあるようにともつと強く願つていいのだ/わたしたちは朝日の射すあかるい台所がほしいと/すりきれた靴はあっさりとすて/キユツと鳴る新しい靴の感触を/もつとしばしば味いたいと」
——茨木のり子「もっと強く」抜粋

今週のポイントは、6日の獅子座エリアでの満月です。「新月」で蒔いた種を「満月」で収穫する、というサイクルがあります。

昨年7月の獅子座新月のテーマは「私たちの財産や豊かさ」について考え、富の再分配をどのようにしていくのかを検討することでした。

その落としどころ(収穫)としての獅子座満月では、とりあえず今あるものを大事にし、堅実に歩んでいこうという気持ちになります。

これは良い意味では「日常の中でのささやかな豊かさに感謝して喜ぶ」、悪い意味では「現状維持以上のことを考えられず、理不尽さや苦境を諦めの境地で受け入れる」と言えます。

満月には牡牛座エリアを運行する天王星(改革・刷新)が激しい角度でぶつかっています。

そのため、「本当にこれでいいのだろうか?」「理想を捨ててはいけない」と疑問や問題提起が差し込まれています。

現状に不具合があるときに、まったく見当外れで本質から離れた解決策が提示されることがあります。満月にぶつかる天王星は、そんな世の中をも厳しく批判してきます。

小手先の案ではなく、問題が生じた根本原因に目をやって全く新しい方法を選ぼう、というメッセージです。

また、太陽と天王星、火星(意欲・闘争心)と金星(愛と喜び)の殴り合いが週半ばまで続きます。仕事であれ、人間関係であれ、変わることを望むのであればこのタイミングを活かすとよさそうです。

12日には水星(知性・コミュニケーション)が水瓶座エリアを運行し始めます。感情より論理を優先して物事を進めていけそうです。

さらに、俯瞰的な見方が冴え、膨大な資料や情報をまとめる業務も捗るでしょう。長期的な新しい目標も見つかりそうです。年度末の忙しさを助けてくれる水星です。

牡羊座の星模様

“自分らしさの再設定

牡羊座を支えているのは、「自分は自分」という感覚です。

6日の満月では、「(未来に)なりたい自分」と「今の自分」という点と点を繋いで、一本の線を引くようなイメージがあります。

自分の存在を世の中にアピールし、クリエイティブに生きていくには、自分についての理解がとても重要です。この半年間で、理想と現実の間を行き来して、足りないものに気がついたかもしれません。

「なりたい自分」になるためには、具体的なアクションが求められます。そこで、今までとは違う手法を選んだり、新しい扉を叩いたりすることが必要です。

“自分らしさ”を再設定すると、自分の想像を超えて進むための後押しが得られるかもしれません。

今週半ばまで、太陽と天王星がハードに刺激し合います。限界を知って、それを乗り越えていけるように作戦を立てることができそうです。

今できることと、未来にやりたいことの間に、大きな隔たりがあるならば、それをどうやって埋めていくのか、様々な想定をしていきましょう。

水星が水瓶座エリアを運行し始めると、より具体的に未来設計図を思い浮かべることができそうです。

深いところで眠る愛情(金星)が刺激を受けて、自分から積極的にアプローチ(火星)したくなるような相手に出会うかもしれません。会いたい人には自分からコンタクトを取っていきましょう。

編集者・竹村俊助

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2023.01.18