December 4, 2022 | Food | 365 MAMEZARA TSUMAMI
12月のご担当、料理家の冷水希三子さんが作ってくれたのは、冬に甘みが増す旬の野菜と、寒い時期に体を温めてくれるスパイスを組み合わせたおつまみ。スパイスの香りがアクセントになり、おつまみががらりと新鮮で特別な味わいに。「スパイスは、食材の味を引き立たせてくれるもの。奥に香りの層を感じさせるくらいほのかに香るのがいい」という冷水さん。意外性のあるスパイス使いは別のお料理にも応用できるので、ぜひ挑戦してみてください。【12月4日】
●鶏のみぞれ クローブ煮

クローブは「丁子」とも呼ばれ、甘く刺激的で、薬膳のような風味があるスパイスです。香りが濃厚なので、今回のようにほんのり効かせたい場合は1粒だけでも十分。鶏と大根のお出汁を楽しむ料理ですが、クローブの香りが味の輪郭を引き締めてくれます。
レシピ(作りやすい分量)
鶏もも肉 100g
油 小さじ2
クローブ 1個
酒 大さじ2
にんにく 1/2片
大根おろし 80g
水 80ml
塩 適量
1. 鶏もも肉は2㎝大に切り、塩をひとつまみ(分量外)もみ込んでおく。
2. 小鍋に油(分量外)をひいて火にかけ、1の鶏肉とクローブを炒め、余分な脂をキッチンペーパーでふき取る。酒とにんにくを入れ、ひと煮立ちさせる。
3. 2に大根おろしと水を加え、沸いたら弱火にする。蓋をして15分ほど煮て完成。塩で味を調える。
本日の豆皿:中里花子さんの豆皿
