都内アンテナショップが一押しする各地の名品グルメ10選・第2弾。

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December 4, 2022 | Food | casabrutus.com

県、市、町など地域ごとのご当地グルメや名産品を揃えたアンテナショップが一押しするアイテムは何なのか? 北は岩手から、南は鹿児島まで、都内10店舗に聞きました!

■ いわて銀河プラザ×〈トロイカ〉ベークドチーズケーキ。

要冷凍。解凍は冷蔵庫で約8時間。

チーズ造りから手がけるクリーミーなスイーツ。

1973年創業、岩手県北上市にあるロシア料理店〈トロイカ〉の名物メニューが、《ベークドチーズケーキ》。97年にはレストラン隣りに自社チーズ工房も立ち上げ、岩手県産の新鮮な牛乳を使用したチーズ造りから手がける。カッテージチーズとクリームチーズをふんだんに用いたチーズケーキは、独自製法の “ミディアム・エージング” で焼き上げたもの。ほどよい焼き色に、濃厚でなめらかな舌触りがクセになる。

いわて銀河プラザ公式サイト

■ とちまるショップ×〈ろまんちっく村 ブルワリー〉餃子浪漫。

アルコール度数は6.5%。

ご当地グルメの餃子とベストマッチの1本!

ビールの原料となる二条大麦の生産量が、国内トップクラスを誇る栃木県。知る人ぞ知る“麦どころ”栃木を世に発信しようと、1996年に開業したのが〈ろまんちっく村 ブルワリー〉だ。さまざまなスタイルのビールがラインナップする中、宇都宮餃子会と共同開発したのが、ユニークなネーミングのビール。琥珀色をしたラガーで、カラメルモルトの香ばしさと、麦本来の風味が感じられる。焼きたてアツアツの餃子をつまみにぜひ。

とちまるショップ 公式サイト

■ 東京愛らんど×〈丸金商店〉赤イカ入手づくり塩辛 中辛。

伊豆諸島のほぼ中間、東京から約180km南下した場所にある神津島で作っている。

旨味、甘味にすぐれたアカイカを使った一品。

“イカの王様” と呼ばれる伊豆諸島の名産品アカイカ(和名ケンサキイカ)は、旨味や甘味がイカの中ではトップクラス。スルメイカの中にアカイカを加え、島唐辛子(神津島産唐辛子)、神津島と大島産の天然塩を用いて作ったものが〈丸金商店〉の自信作。一般的な塩辛に比べて塩分を少なめに抑え、肉厚ながらやわらかくもちもちとした食感に仕上げてある。時折、プチっと弾けるトビッコがいいアクセントに。

東京愛らんど 公式サイト

■ 表参道・新潟館ネスパス×〈阿部幸製菓〉柿の種のオイル漬け にんにくラー油

豆腐はもちろん、炊き立てご飯との相性は言わずもがな。

ザクザク食感があとひく、おかずラー油。

新潟土産としてはもちろん、お茶請けや酒のアテに世代を超えて愛されている柿の種。食べ出すと止まらないおなじみの米菓をひとひねり。フライドガーリックやフライドオニオンをたっぷり使ったラー油と、柿の種そのものと砕いたものを組み合わせて瓶に詰めたスタイルで登場した。頼りない食感かと思いきや、ザクザク、パリパリとした予想を裏切る歯ざわりに驚く。ほどよい辛さとコクのある味わいに、ご飯もお酒も進むこと請け合いだ。

表参道・新潟館ネスパス 公式サイト

■ 三重テラス×〈たかみ農園〉マイヤーレモン。

皮ごとくし形にカットして凍らせた後、ソーダに入れたレモンソーダ。もちろん焼酎のソーダ割りにも合う。

国産の中でもさらに希少なレモンはいかが?

別名、“皮まで食べられるレモン” と呼ばれるマイヤーレモン。国産はかなり珍しく、三重県の〈たかみ農園〉では、ワックスや防腐剤などを使わずに栽培している。収穫が始まる9月下旬から12月上旬頃までは緑色。その後、黄色に色づき3月頃まで楽しめる。一般的なレモンに比べて皮が薄めで果汁量が多く、酸味がまろやかで甘く香り高いのが特徴。〈三重テラス〉スタッフの一押しはハチミツレモン。皮ごと輪切りにしてハチミツに漬ければ、爽やかなスイーツが完成!

三重テラス 公式サイト

■ 奈良まほろば館×〈池利〉カップにゅうめん。

カップからスープとかやくを取り出し、麺にかやくをのせて湯を330ml 注ぎ蓋をして3分。スープを加えてよく混ぜれば完成。写真は柚子香るわかめ。

お湯を注いで3分、伝統の技を気軽に味わう。

奈良県桜井市を中心とする三輪地方は素麺発祥の地と言われている。1850年に同地で創業した〈池利〉は、手延べ製法のそうめんを代々受け継ぐ老舗。忙しい時、小腹を満たしたい時などに大活躍するのが、お湯を注いで手軽に食べられるカップ入りのにゅうめんだ。伝統の技で作られた三輪そうめんを、独自製法で即席麺仕様に再加工。ふわりと柚子が香りわかめの風味が広がる「柚子香るわかめ」、かつおダシベースの「和風だしカレー」、鶏ダシに香味野菜を加えた「しょうが鶏白湯」の3種類が揃う。

奈良まほろば館 公式サイト

■ 広島ブランドショップTAU×〈よしのみそ〉広島れもん鍋のもと。

調理の一例、豚バラと白菜を使ったミルフィーユ鍋。

爽やかな香りと酸味が食欲を誘う冬のごちそう鍋。

瀬戸内の温暖な気候に恵まれた広島県は、レモンの生産量日本一を誇る。香り高い特産の広島レモンと発酵調味料の塩麹を合わせて作ったのがこちらの鍋のもと。5倍希釈タイプで爽やかな香りとほどよい酸味が食欲を誘う。肉、魚、野菜など具材を選ばず、冷蔵庫にあるものでごちそう鍋に。シメにご飯か麺を加えてスープも残さず味わいたい。

広島ブランドショップTAU 公式サイト

■ まるごと高知×〈ハマヤ〉龍馬タタキ。

塩で味わってからタレで食べるのがオススメ。

焼きワラの香りが口中に広がる土佐名物。

一本釣りした戻りガツオを超低温で船内凍結したものを使用。四万十産のワラを用い熟練の職人の手で“完全ワラ焼き”にして、再度、超低温保存したカツオのタタキだ。徹底した温度管理で鮮度を保つためみずみずしく、ガスを使わずワラのみで焼いた芳しい香りが真骨頂。もっちりとした身を一度口にすれば、たちまち虜になること必至! 高知の人に倣い、生ニンニクやタマネギのスライスをたっぷり添えて食べるのがおすすめ。

まるごと高知 公式サイト

■ 日本橋長崎館×〈長崎五島うどん〉五島手延うどん。

あごダシのつゆに、お好みでネギ、かつお節といった薬味や、生卵を加えて食べるのが格別。

ご当地うどんで作る郷土料理の地獄炊き。

長崎県の五島列島で作られる五島うどんは、遣唐使の時代に中国から伝わったと言われている。海水から作る塩を生地に練り込み、島特産の食用椿油を塗りながら細長く延ばす手延べ製法で断面は丸形。もっちりと強いコシがあり、つるりとした喉ごしが醍醐味だ。地元で定番の食べ方は地獄炊き。茹で上げた大鍋ごと食卓にのせ、あつあつのうどんをあごダシのつゆに取って食べる。

日本橋長崎館 公式サイト

■ かごしま遊楽館×〈菓匠 田中〉チーズまん。

要冷凍。常温(20℃前後)で約2時間解凍してから食べる。

コーヒーにもワインのお供にもおすすめ。

鹿児島県・出水市にある〈菓匠 田中〉で、県内や近隣県から目指して訪れるファンが多いスイーツがこちら。チョコチップが入ったサクサク食感のクッキー生地で、ナチュラルチーズをふんだんに使ったクリームを包み込んだもの。香ばしい焼き色の生地も、たっぷりと詰めたチーズクリームも甘さひかえめで食べ飽きない。

かごしま遊楽館 公式サイト