【365日豆皿つまみ】ほうれん草肉団子のクローブあんかけ|12月 冷水希三子の冬野菜&スパイスつまみ

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December 7, 2022 | Food | 365 MAMEZARA TSUMAMI

12月のご担当、料理家の冷水希三子さんが作ってくれたのは、冬に甘みが増す旬の野菜と、寒い時期に体を温めてくれるスパイスを組み合わせたおつまみ。スパイスの香りがアクセントになり、おつまみががらりと新鮮で特別な味わいに。「スパイスは、食材の味を引き立たせてくれるもの。奥に香りの層を感じさせるくらいほのかに香るのがいい」という冷水さん。意外性のあるスパイス使いは別のお料理にも応用できるので、ぜひ挑戦してみてください。【12月7日】

●ほうれん草肉団子のクローブあんかけ


豚の肉団子に、余ったほうれん草を入れてみました。クローブを入れることで、少し大人っぽく、お酒にぴったりの味わいに。クローブの香りは少し甘みがあるものに寄り添うので、みりんが入っている鰹昆布だしのあんかけにもとてもよく合うんですよ。

レシピ(作りやすい分量)

ほうれん草 2株 
豚ひき肉 100g 
塩 ひとつまみ
生姜すりおろし 小さじ1  
酒 小さじ1 
長ネギみじん切り 小さじ2 

鰹昆布だし* 100ml 
クローブ 1本 
みりん 小さじ1
薄口醤油 小さじ1/2
塩 少々
片栗粉 適量

1. ほうれん草はさっと茹でて1㎝くらいに細かく切り、水気を絞る。

2. ボウルに豚ひき肉と塩を入れてよく練り、生姜すりおろしと酒を加えてさらに練る。長ネギのみじん切りと粗熱が取れた1のほうれん草を加えて混ぜる。

3. 2をひと口大の少し平らな肉団子にする。油(分量外)を引いたフライパンを弱めの中火に熱し、両面に焼き色がつくまで焼く。

4. 小鍋に鰹昆布だしとクローブを入れて1分ほど弱めの中火にかけ、みりんと薄口醤油を加えて塩で味を調整し、水溶き片栗粉でとろみをつける。3の肉団子にかけて完成。

*鰹昆布だしのとり方:水1Lに昆布10gを一晩つけ、弱火で沸騰直前まで煮出し、鰹節20gを入れて火を止め、5分ほどおいたらキッチンペーパーなどで漉して完成。

本日の豆皿:京都の骨董市で買った豆皿

京都で年に数回だけ行われる骨董のお祭り、「京都大骨董祭」で買いました。4〜5年前が自分の中で骨董ブームだったので、多分そのとき。骨董は使い込まれた景色を楽しむ器。使っている土や釉薬も、きっと今と違うんですね。新しいものでは出せない味わいが魅力だと思います。