環境を考えた暮らしを〈フォルクスワーゲン〉と。

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December 8, 2022 | Vehicle | PR

2030年までに生産する車両1台あたりのCO2排出量を40%削減する〈フォルクスワーゲン〉の取り組み「Way to ZERO」について、自然との共生を掲げて活動する建築ユニットSUEP.に聞きました。

■ インフラそのものから、環境負荷を減らすことが第一の課題。

Way to ZERO

〈フォルクスワーゲン〉のロードマップ。生産ラインナップやサプライチェーンを見直し、2018年比で30年までに生産される車両1台あたりのCO2排出量を40%削減し50年までにはゼロにすることを掲げる。持続可能なモビリティーを実現するための電動化・脱炭素戦略。

「自然との共生」をテーマに、風や熱などをシミュレーションし、地球環境にも生活環境にも配慮した建築を発表してきたSUEP.の末光弘和・陽子夫妻。彼らがリノベーションした東京の住宅〈浅草Base〉に〈フォルクスワーゲン〉のフル電動SUV《ID.4》がやってきた。

「1階は工場の広さを活かしたかったので、仕切りを入れたくありませんでした。そこで施主に、排気ガスが出ないEVに乗り換えてほしいと頼んだのです」(弘和)

広いコンクリート土間はところどころ穴が開けられ、植物が地植えされている。天井のトップライトからの光が、吹き抜けの大空間を満たしている。

〈浅草Base〉のリビングよりダイニングから車庫方向を望む。居住空間と車庫の間に何の仕切りもないのは、排気ガスを出さない電気自動車を前提に設計したため。

「雨の日でも荷物の積み下ろしが楽にできますし、クルマが出ていくと、空間全体が子どもの遊び場にもなりますよ」(陽子)

「住宅もこういったインフラから整備していくことが求められていると思います」(弘和)

一方〈フォルクスワーゲン〉は現在、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目標にした企業戦略「Way to ZERO」に取り組んでいる。

中期的には2030年までに18年と比較し、欧州で車両1台あたりのCO排出量40%削減を目標とし、1.電気自動車の販売比率を欧州で70%以上、中国・米国で50%とすること、2.生産工場の大半で再生可能エネルギーを使用すること、3.2025年までに欧州各地に風力・太陽光発電所を建設、7テラワットのグリーン電力を発電する、4.リチウム、ニッケル、マンガン、コバルトなどの稀少金属を回収、アルミ、銅、プラスチックを90%以上のリサイクル率で回収、という4つの戦略を進めている。

ファミリーカーメーカーとしての〈フォルクスワーゲン〉の伝統に則り、《ID.4》も家族で楽しむことを前提に設計。ラゲッジルームは通常543リットル、トノカバーを外すと1,575リットルの大容量に。

「すごい! と思いました。発電所まで建設するというのは、電気自動車のインフラから整備するということですよね」(弘和)

「私たちも建材がどこから輸送されてくるか、CO マイレージも考えて設計していますが、電気自動車もメーカーの思想まで知った上で選びたいです」(陽子)

「Way to ZERO」の概要を知ったSUEP.の2人に、地球環境のために建築は何ができるかを尋ねた。

「実は、今や建築家よりも一般の施主の方が環境に対する意識が高い時代です。〈浅草Base〉などの住宅だけでなく、台湾のオフィスビル設計では、発注者からゼロエミッション仕様を求められたケースもあります」(弘和)

「今は環境負荷の少ない建築はどうしてもコストがかかりますが、それを安価にして誰でも取り入れられるようにするべき。今やらないで、いつできるのか? という段階なのではと思います」(陽子)

誰もが環境に配慮したクルマや建築が手に入る時代は、すぐそこまで来ている。

《ID.4 Launch Edition》

日本初導入のフル電動SUV。電気自動車専用プラットフォームを採用、リヤモーター・後輪駆動でダイナミックなドライビング性能が楽しめる。1回の充電で最大561km(WLTCモード)走行可能。家では満充電まで約9〜13時間、急速充電ステーションでは80%まで約40〜60分。ファミリーユースに適した最大1,575リットルのラゲッジルームを備えている。Pro Launch Edition:6,365,000円。問合せ/フォルクスワーゲン TEL 0120 993 199

SUEP.

末光弘和(右)と末光陽子(左)による建築家ユニット。東京と福岡を拠点に国内外で活動。地球環境をテーマに、自然と建築の共生を模索する建築を手がけている。主な作品に〈淡路島の住宅〉(2018年)などがある。

〈浅草Base〉

築36年の鉄骨造3階建て印刷工場を、夫婦+子ども6名が暮らす個人住宅に。トップライトから光を取り入れた1階土間に樹木を地植えし、電気自動車用のガレージとダイニングをひと続きに。外壁も緑化した。2019年竣工。