『スミノフ』のアメリカ式マーケティング

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『スミノフ』というウォッカをご存知だろうか? 調べてみると面白い歴史を辿っている数奇な運命のブランドだった。
創業者はロシア革命前のモスクワで、木炭で何度も蒸留酒を濾過し綺麗な味にするという画期的な技術を開発した。これは白樺の炭を使うのだ。それがウォッカの特徴となっている。
しかし、王室御用達だったこともあり革命後は二代目がパリに亡命、パリで作るようになったようだ。

その後、アメリカの実業家が北米でのライセンスを取得し、マーケティング活動を展開する。なるほど、ロシアの会社だと思っていたらアメリカ人の会社なんだ。あの有名な「モスコミュール」というカクテルをスミノフが流行らせたのは有名な話である。銅製のマグカップをセットにしてマーケティングで流行らせたわけだ。ロシア人っぽくないなぁと思っていたら、そういうことだったのである。

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