バイクのクイックシフターは微妙なところをよくついている

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リターンライダーになって、その五年間で変わったことと言えば、クイックシフターが比較的普及してきたことです。クイックシフターというのは、クラッチを握らずにシフトペダルを上下させられる機能のことです。

初めはその存在を知らなかったのでクイックシフターなしのバイクを買ったのですが、その存在を知ってからクイックシフター付きのバイクにしたところ、快適すぎてクイックシフターなしのバイクに乗ると左手が痛くなりました。

DCTと言われるような、完全に機械の方がシフトチェンジをしてしまうと、どうもせっかくバイクに乗ってる感がなくなってしまうのですが、クラッチは握らないけれども、シフトチェンジは自分でするというところが何となくよくできるいるのです。

ゴールデンウィークに友人と近郊にツーリングに行きましたが、当然そこそこのろのろ運転があってストップアンドゴーが多く、クラッチを使う機会が多かったのですが、私だけ申し訳ないことにクイックシフターが付いていたので、さほど左手はやられませんでしたが、クイックシフターのついていない大型バイクに乗っていた友人は結構もう左手が限界だと途中でいっていました。

水だけで作れるインスタントケーキが全くうれなかったけれども、卵一個いれる仕様にしてから急激に売れたという、アメリカの有名なマーケティング逸話がありますが、たぶんクイックシフターというのもそんな感じで、卵一つの程よさがあるのかもしれません。