リスケを実行する時のルール

リスケとは、リスケジュール(reschedule)の略で、ビジネスシーンでは「スケジュールの組み直し」と「返済計画の見直し」という2つの意味で使われます。

今回解説するのは、後者のリスケについて。借入の返済条件を変更してもらって、返済を一時的に止めたり減額してもらうことです。

約束どおりに銀行借入を返済できない時に、条件を変えて返済できるようにスケジュールを変えてもらいます。

今回は、リスケについて解説します。会社を守るために、正しい知識を持っておきましょう。

リスケするなら早めに相談

みなさん、リスケについてどんなイメージをお持ちでしょうか?
「リスケしたら会社は終わりだ」などと、変なイメージが先行していますが、リスケはあくまで再生手続きの1つの手段で、再生を前提とするため過剰に怖がる必要はありません。

ただしリスケをするにしても、「明日からリスケでお願いします」といって出来るものではありません。
会社の規模や、取引銀行の数などにもよりますが、リスケの実行まで最低3カ月はかかると思っておいたほうがいいでしょう。

過剰に怖がる必要がないにも関わらず、出来る限りリスケせずに何とかしようと考えて相談を遅らせた結果、高利の金融に手を出してしまったり、ギリギリすぎて手続きが間に合わなかったりして、倒産するケースもあります。

リスケしたほうがいいかなと思ったら早めに相談しましょう。

相談先はメインバンク

相談先は、メインバンクです。

メインバンクは考え方がいくつかありますが、その相談時点で一番多く借入金残高がある銀行と考えておけばいいでしょう。

いきなり「払えないからリスケして」と取引銀行全部に連絡してはいけません。

まずはメインバンクへの相談し、追加融資がいいのか、リスケがいいのか、最終的にメインバンクに判断してもらいます。

メインバンクがリスケに応じるなら、他の銀行も文句を言わず追随するという方針が一般的です。

メインバンクがリスケをするかどうかのカギを握ります。

事業再生計画やバンクミーティング

メインバンクと相談してリスケをを実行していく方向性で決まると、事業再生計画の提出をするのか、複数の銀行への合同説明機会であるバンクミーティングを実施するのかなどを検討していきます。

事業再生計画の作成方法やバンクミーティングにはノウハウが必要です。専門家やメインバンクの協力を得ながら実行していきましょう。

リスケはあくまで再生手続きの1つの手段です。過剰に怖がる必要はありません。

まとめ

今回は、リスケを実行する時のルールについて解説しました。
リスケを検討しないといけないような状況になったら早めにメインバンクに相談しましょう。

その前に専門家に相談しながらメインバンクに相談するかどうかを検討できればなおいいです。

どうしてもリスケをするとなっても出来るだけ早期に再生が出来るようになるためには、ギリギリまで何もしないのではなく、余裕をもった早期の検討が必要となります。

リスケや会社再生に関しての具体的な知識やノウハウ、その実践方法はこの連載でまたお話ししていきます。