英国のファッション・デザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドが死去 81歳

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 英国のファッション・デザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が死去した。81歳だった。

 ブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」は、インスタグラムでウエストウッドの訃報を発表した。南ロンドンのクラパムで、家族に囲まれて安らかに息を引き取ったことを明らかにした。投稿には、「ヴィヴィアンは最後の瞬間まで、デザイン、アート活動、本の執筆、そして世界をより良く変えるために、自分の好きなことをやり続けた。彼女は素晴らしい人生を送った。この60年間の彼女の革新と影響は計り知れず、これからも続いていく」と続けている。

 ウエストウッドは1970年代のパンクファッションの先駆者と知られ、数十年にわたるキャリアの中で、奇抜なデザイン、スタイル、環境保護活動などで知られ英国ファッションをリードしてきた。

 ウエストウッドは1941年、英イースト・ミッドランズ地方のティンツイスルに生まれた。58年に家族でロンドン北西部にあるハーロウ地区に移り住み、ハーロウ・アートスクール(現ウェストミンスター大学)のジュエリー&銀細工コースに入学するも1学期で退学。その後、小学校の教師として短期間務める傍ら、ジュエリーを制作し、ポートベローロードの露店で販売。62年に最初の夫であるデレク・ウエストウッド(Derek Westwood)と出会い、同年、彼女が21歳の時に自作のウエディングドレスで結婚した。

 そして65年、のちにセックス・ピストルズ(Sex Pistols )のマネージャーになるマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)と出会い、デレクとは離婚。公私にわたるパートナーとなったヴィヴィアン・ウエストウッドとマクラーレンは71年、ロンドンのチェルシーにあるキングスロード430番地にショップ「レット・イット・ロック(Let It Rock)」をオープン。その後、「トゥー・ファースト・トゥ・リブ、トゥー・ヤング・トゥ・ダイ(Too Fast To Live, Too Young To Die)」「セックス(Sex)」「セディショナリーズ(Seditionaries)」「ワールズ・エンド(World’s End)」とたびたび店名を変え、自身のコレクションを販売してきた。

 89年からはオーストリア出身のアンドレアス・クロンターラーと共にデザインを手がけ、93年に結婚。実は、出会った当時、ウエストウッドはウィーン応用美術大学でファッションの講師を務め、クロンターラーは生徒だったという。2016-17年秋冬シーズンには、パリで発表するコレクションライン「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールドレーベル(VIVIENNE WESTWOOD GOLD LABEL)」を「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」に変更し、クロンターラーが同ラインを率いるようになった。近年、ウエストウッドはショーを客席から見守ってきたが、フィナーレにはクロンターラーに呼ばれてステージに上がることも多く、仲睦まじい姿を見せていた。「私は、心の中でヴィヴィアンと歩み続けていく。私たちは最後まで仕事を続け、彼女は私が取り組み続けていける多くのものを与えてくれた。ありがとう、ダーリン」と、クロンターラーはコメントしている。

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