横澤夏子、「無理です!」とはっきり言う新入社員に関心 「私だったら…」 | ananweb – マガジンハウス

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出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、“やらない”ことを笑いにできる女性、「断る勇気がある女」になりきり。

できることは一生懸命やり、できないことは断ろう!

新潟のテレビ局の新入社員さんが、ロケに挑戦するという番組がありました。帰国子女でシティガールの女性が秘湯へ行き、温泉のお湯を汲んでくるというミッションですが、そのために3~4時間も山を登らなければいけないという過酷なものだったんです。寒いし、大きなピアスが木の枝に絡まったりと色々大変そうで目が離せない。そして、山を登っている時には、「無理です!」「まだ先があるの?」。秘湯が洞窟の奥にあるとわかった時には、「ん~、行けなそうです!」ときっぱり断り、結局、インストラクターさんに頼んでそのお湯を取ってきてもらっていました。楽しそうにロケをしていたけど、最後には「二度と行きたくないです!」ときっぱり言ったことがすごく面白く、番組としてもちゃんと成立していたんです。“やらない”という選択をして笑いを取る姿を見て、はっきり言うことが笑いに変わることもあるんだ、言い方次第で人を動かせるんだと勉強になりました。私だったら、裏工作とかをして、やらなくてすむ方向へと持っていきそう。なぜ、嫌な感じがしないのかと考えてみると、人としての可愛げがあるキャラクターであることはもちろん、自分の力でできるところまでは一生懸命やっていることが伝わってくるからだと気付きました。山奥に行くロケを引き受けた理由は、「面白そうだったから」で、楽しいと思うからやり、いざやってみて大変だから「嫌だ」というのは、すごくシンプルでいいですよね!

彼女のように上手に断れる人になるためには、頼まれたことを達成するために必要な作業を一つずつ分解して、自分ができることは一生懸命やり、できないことは正直に断るのが大事。絶妙なバランス感がポイントだと思います!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。婚活で培ったテクニックをまとめた著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。2021年10月に第二子を出産。

※『anan』2023年3月22日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)

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