伝統文化が日常に根付く金沢で楽しむ、工芸に特化したアートフェアへ。

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December 2, 2022 | Design, Art | casabrutus.com

工芸がもたらす美意識や価値観を“KOGEI”として世界に発信する、工芸に特化したアートフェア『KOGEI Art Fair Kanazawa』。多くのファンを惹きつけてきたアートフェアがついに第6回を迎えます。

《花入》黒田泰蔵(2018年)。〈ギャラリーNOW〉より。

茶の湯や禅、能楽や狂言、漆器や焼き物に蒔絵など、さまざまな伝統文化が日常に根付いている石川県金沢市。ここで2017年から開催されているのが、工芸に特化したアートフェア『KOGEI Art Fair Kanazawa』だ。第6回目となる今年のテーマは、「いま手に入れるべき工芸がここに」。国内外の31ギャラリーが集結し、約170名のアーティストが参加。気鋭の若手から世界で活躍するアーティストによる現代の工芸をはじめ、古美術や近代工芸まで幅広い作品が展示・販売される。

《Untitled》内田鋼一(2022年)。〈しぶや黒田陶苑〉より。

12月9日から11日まで開催されるこのアートフェアの会場は〈ハイアット セントリック 金沢〉。ホテルの客室を使った展示なので、芸術性・創造性の高い作品を暮らしにより近い空間に置いたときの印象を実際に確認できるだけでなく、作品をじっくり手に取って鑑賞することもできる。

《blurred edge_g_sofu》谷川美音(2022年)。〈H-art Beat Gallery〉より。

『KOGEI Art Fair Kanazawa 2022』

〈ハイアット セントリック 金沢〉2階、5階、6階。石川県金沢市広岡 1丁目 5-2。12月9日はファーストビュー(招待者限定)。一般公開は12月10日(11 時~19時)と12月11日(11時~18時)の2日間。2日間通し券2,000 円。