【365日豆皿つまみ】大根と豚の酒粕花椒煮|12月 冷水希三子の冬野菜&スパイスつまみ

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December 8, 2022 | Food | 365 MAMEZARA TSUMAMI

12月のご担当、料理家の冷水希三子さんが作ってくれたのは、冬に甘みが増す旬の野菜と、寒い時期に体を温めてくれるスパイスを組み合わせたおつまみ。スパイスの香りがアクセントになり、おつまみががらりと新鮮で特別な味わいに。「スパイスは、食材の味を引き立たせてくれるもの。奥に香りの層を感じさせるくらいほのかに香るのがいい」という冷水さん。意外性のあるスパイス使いは別のお料理にも応用できるので、ぜひ挑戦してみてください。【12月8日】

●大根と豚の酒粕花椒煮


味付けはお塩だけのシンプルレシピ。酒粕で風味をつけながら、花椒は酒粕のもったりした感じを軽やかにしたくて入れてみました。少し下処理の時間はかかりますが、豚肉を牛すじ肉にしてもおいしいですよ。

レシピ(作りやすい分量)

大根 150g 
豚肩ロース薄切り 100g 
油 小さじ2 
ホールの花椒 小さじ1/2 
酒 大さじ2
水 200ml 
酒粕 20g 
塩 適量

1. 大根は5㎜厚さのイチョウ切りにし、豚肉はひと口大に切る。

2. 鍋に油(分量外)を入れて中火に熱し、豚肉とホールの花椒を炒める。豚肉の色が変わったら酒を加えてひと煮立ちさせる。

3. 2に1の大根と水を加え、沸いたら弱火で蓋を軽くずらして20分ほど煮る。

4. 3の煮汁を少しとり、小さなボウルで酒粕を煮汁で練って柔らかくしてから3の鍋に入れて溶く。塩で味を調える。好みで花椒パウダーを振って完成。

本日の豆皿:中里花子さんの豆皿

京都の〈日日〉さんで購入した、唐津で作陶されている中里花子さんのお皿です。輪花(りんか)皿でも、豆皿なら甘くなりすぎないので、使いやすく気に入っています。