共に旅するポーンの心強さをあらためて実感する『ドラゴンズドグマ 2』【TGS2023】

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竜を屠る使命を持つ選ばれし〝覚者〟となって、ファンタジー世界を冒険していく『ドラゴンズドグマ』。2012年に発売され、11年ぶりのナンバリングタイトルとなるのが今回TGS2023で試遊した『ドラゴンズドグマ2』だ。

ハードなハイファンタジーの世界で、当時としてはいわゆる「洋ゲー」っぽいルックと広大なフィールドデザイン、そして主人公につき従ってあらゆるサポートをしてくれる「ポーン」という仲間の存在は、非常に真新しく映った。

試遊台で選択できる3つのクエストのうち、今回選んだのは「ファイター」のジョブで挑戦できるものだ。仲間として付き従う3人のポーンとともにクエストの目標である魔物討伐を目指す……という内容なのだが、まず結論として、15分というプレイ時間は本作の魅力を(たとえ試遊のためのデモといえど)十分に味わうには全く足りなかった。道中に現れるモンスターも森の中の景色も魅力的で、その外側に広がる世界をもっと見たい、この世界にもっと触れたいと強く思ってしまったからだ。それほどまでに、『ドラゴンズドグマ2』は、プレイヤーが冒険する周りの環境も、仲間であるポーンも作りこまれていた。

さまざまな要素の中でもやはり印象に残ったのは、ともに戦ってくれるポーンの存在感の大きさだろう。本作では主人公たる覚者のパートナーとなるメインポーンひとりと、ネットワークでほかのプレイヤーのポーンふたりをサブポーンとして借り受けることができ、合計4人での冒険が可能となっている。敵モンスターが近くにいると、こちらのポーンは周囲の景色に夢中になっている私がモンスターの存在に気づく前に剣に炎の魔法をかけてくれるし、モンスターに切りかかっていったプレイヤーの後方からは敵モンスターに向かって雷の魔法が放たれる。

そのうえ、ポーンはひっきりなしに話しかけてくれるので、一人で冒険している感覚はほとんどない。ポーンは物理的な攻撃も魔法も適切なタイミングで行ってくれるうえに、話しかけてくれるせりふの内容も違和感がなく、プレイヤーが多少ミスしてもポーンはちゃんと敵モンスターを倒してくれる。ときどき、あまりにもちゃんと敵モンスターを倒してくれるので、むしろポーンがプレイヤーで私はポーンなのでは……と若干不安も覚えた。

森の中を進むうちにさまざまなモンスターが出現し、そのバリエーションも豊富だ。オオカミの群れや粗末な武器を持ったゴブリンなどのほか、空を飛ぶハーピーもプレイヤーたちに襲い掛かってくる。L1を押してカスタムスキルを発動させ、高所にいるハーピーにジャンプする空裂斬を当てたりなど、バトルの感触もかなり軽快。

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