使い道にいまいち困っていたシェフドラムは低温スープを作ると最高でした

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アイリスオーヤマから最近出た、シェフドラムという調理機器があります。

こちら、回転しながら加熱してくれる鍋です。ホットクックの場合には、鍋の中のかきまぜユニットが回るのですが、シェフドラムの場合は鍋そのものが回ります。

元々の購入の目的は、ホットクックが苦手な炒め物をさせることだったのですが、買ってみて気づいたのですが、そもそも、日本は100Vなので、こういった機器で直接加熱しようと思っても大した温度にならないので、しかも、蓋もきっちりしまらないので空気はいるし、また、シェフドラムの炒めものの基本は私の嫌いな伝導熱加熱ですので、正直言ってホットクックの炒め物と大差ないもわっとしたものが出来上がってしまいました。

また、最大の難点の一つは、傾けた上で同じ方向に回転し続けるので、ナスでも、豆腐でも、みんな、固まってしまうのです。パラパラしてくれない。

うーーーん、これは困ったなーーー、しまいこもうかなーーー、などと悩んでいたのですが、唯一、これまでのホットクックにも、そして、煮込み自慢にもできない機能があります。

それは何かというと

「低温の状態で回転する」

機能です。

煮込み自慢で低温スープを作った場合には、かき混ぜる手段がないので、結局加熱し終わった後で私がかき回さなければいけないので、どうも味のなじみが完全ではないです。

ホットクックの場合には、醤油麹など自動メニューの一部には、低温でかき混ぜるものがあるのですが、手動メニューには存在しません。また、ホットクックはそもそも低温調理はあまり得意ではありません。必要以上に80度とかになるのにやたらめったら時間がかかるのです。

ところが、このシェフドラムは唯一、70度でも80度でも任意の温度にして、しかも回転させ続けることができます。

早速、春菊と椎茸と豚バラを入れて、ひたひたの水を入れて、醤油を適量を入れて、80度10分傾きなし回転ありでセットして、くるくるまわしたところ、いやーーーー、完璧な出来栄えの

「低温スープ」

ができました。ちゃんと回転しながら80度で温めてくれるので、熱ムラもないし、具材と醤油の味も程よく混ざっていますし、また、豚肉にもしっかり火が通っています。

まぁ、低温スーブを作るために6万円出すのかと言われると微妙ですが、それでも、コトコト沸騰しない温度でかき混ぜながら煮込む系のものはみんな、上手にできると思います。これは人間がやるのはちょっとハードル高いので、いろいろ使い道があると思います。

洗い物もホットクックとは異なり、構造が単純なので、鍋と蓋だけなので、わりと楽です。

低温スープ好きの方(マニアックだなーーー)は、一考してみてください。