【解説】最大50万人要請 “追加徴兵”議論に揺れるウクライナ

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ウクライナ軍、一部の部隊が撤退です。ロシア軍は、東部で攻勢を強め、ウクライナ側の拠点マリインカを掌握したと主張していましたが、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、そのマリインカから部隊を撤退させたことを認めました。長期化する戦闘で兵士不足に悩むウクライナのゼレンスキー政権。軍は最大で50万人の追加動員が必要だと要請しており、年明けの来月には、徴兵年齢の引き下げなど、本格的に法案が審議される見込みです。一方で、首都キーウでは、今月に入り、全線にいる兵士の家族など数百が集まり、「夫や子どもが無期限で戦地に派遣されている」などと抗議デモも起きています。追加動員は、ウクライナ社会に分断を招きかねない深刻な問題です。「国際報道2023」油井秀樹キャスターの解説です。(12月27日放送)※動画は4分23秒、データ放送ではご覧になれません