「ティファニー」、今年の全米オープンテニスでもトロフィー制作 全米テニス協会とのパートナーシップを更新

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「ティファニー(TIFFANY & CO.)」はこのほど、全米テニス協会(United States Tennis Association)との公式トロフィーのパートナーシップ契約を複数年にわたって更新した。これにより、同ブランドは過去37年間と同様に、今後も同大会の全てのトロフィーを制作する。

今年の全米オープンテニスは、8月28日から9月10日までニューヨークで開催される。「ティファニー」は、男女シングルス・チャンピオン用のトロフィーとして選手が記念に持ち帰ることができるレプリカも制作しているが、今大会で初めて、その場ですぐに選手の名前などを手彫りで入れる予定だという。

今年は、全米オープンテニスにおける男女の賞金格差がなくなって50年という記念すべき年だ。「ティファニー」は、平等の実現へのサポートを表現するため、特別賞として「ライフタイム・アチーブメント賞(Lifetime Achievement Award)」と「リーダーシップ賞(Leadership Award)」を設立。いずれも、女子準決勝を行う9月7日の夜に開催する第1回チャンピオン・オブ・イクオリティ・イベント(Champions of Equality Event)にて、活動をリードするパイオニア的な女性2人に贈る。

また、大会期間中には、全米オープンテニス史上で初めて「ティファニー」による没入型のブースを設置する。“ティファニーブルー”のテニスボールや優勝トロフィーのレプリカの展示などを通じて、同ブランドがテニス界で積み重ねてきた豊かな伝統や、全米テニス協会と共に歩んできた歴史などを紹介。また、革新的な体験ができる2つのAR(拡張現実)ミラーなどもあり、来場者がインタラクティブに楽しめる仕掛けも施されているという。

なお、「ティファニー」の親会社であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は7月24日、2024年開催のパリ・オリンピック&パラリンピックのプレミアム・パートナーとなったことを発表。スポンサーシップの金額は明らかにしていないが、情報筋によれば、1億5000万ユーロ(約235億円)程度ではないかという。傘下ブランドの「ショーメ(CHAUMET)」がメダルをデザインするほか、「ルイ・ヴィトン」「ディオール(DIOR)」「ベルルッティ(BERLUTI)」に加えて、化粧品のセレクトショップ、セフォラ(SEPHORA)や、ワイン&スピリッツ部門などもさまざまな形で参加する予定。

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