「ゴールデングローブ賞」から見るメイクトレンド カギはヌードリップ×ボールド眉のグッドバランス

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米・ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトン・ホテルで開催された第81回「ゴールデングローブ賞」では、今年もセレブ達がドラマチックなメイクアップとドレスをまとって登場した。レッドカーペットを席巻する意外なビューティ・トレンドとして注目したいのはずばり、ヌードリップだ。

ヌードリップといえば1980年代に流行したコンシーラーリップを思い浮かべるかもしれないが、セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)やアリソン・ウィリアムズ(Allison Williams)らスター達がレッドカーペットで選んだのは、ソフトでありながら主張性があるリップカラー。例えばセレーナのメイクアップアーティストである、メリッサ・マーディック(Melissa Murdick)は、「レア・ビューティ(RARE BEAUTY)」の“リップスフレ・マット・リップクリーム”のヌードピンクカラー“カインドネス”をチョイスした。

ヌードリップの魅力は、肌の色や服装を選ばない万能性にあるようだ。ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)はストライプのボタンダウンとオーバーサイズのブレザーに、トーストピンクのシェードを合わせた。スカイ・ジャクソン(Skai Jackson)は、きらめくシルバーとブラックのガウンにキャラメルトーンを合わせ、華やかさを演出した。

エリザベス・デビッキ(Elizabeth Debicki)、カミラ・モローネ(Camila Morrone)、クリステン・ウィグ(Kristen Wiig)は、ニュートラルなリップカラーをさまざまなメイクアップ・ルックに取り入れた。エリザベスは、アンティーク・シルバーのドレスにアクセントを添える褐色のチークにエフォートレスなピンクを選び、米「WWD」スタイル・アワードのベスト・メイクアップ賞を受賞した。カミラはモーヴなリップをまとい、アイメイクとのバランスをキープ。クリステンはヌードリップに重めのアイブロウを合わせて強さを演出した。

彼女達のリップスティックは、ドラッグストアで購入できる手頃なブランドから、プレステージブランドまでバラエティーに富む。マットなものから艶やかなものまで、質感もさまざまだ。メイクアップ・アーティストのジェナ・クリスティーナ(Jenna Kristina)は、アリソン・ウィリアムズ(Allison Williams)のリップメイクに「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」のアイテムを2種類使ったと言う。モリー・R・スターン(Molly R. Stern)は、グレタ・ガーウィグ(Greta Gerwig)に「パットマクグラスラブス(PAT MCGRATH LABS)」のリップを複数組み合わせて使った。

「ゴールデングローブ賞」のメイクルックによれば、ポイントとなるのは大胆で印象的な眉。肌のトーンや髪の色に関係なく、はっきりとした眉とヌードリップで、トゥーマッチになりすぎることなく目元の印象を強めてくれるのだ。

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