ロコンドが「マガシーク」を買収 圧倒的2位構想再び

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ジェイドグループ(旧ロコンド)は2月29日、NTTドコモ子会社で老舗ファッションECの「マガシーク」を33億2600万円で買収すると発表した。NTTドコモが所有する75%のマガシーク株と、伊藤忠の25%の持ち分のうち3%、合計78%を取得する。ジェイドの商品取扱高はこの買収で、現状から倍増の600億円になるとしており、2018年に掲げた「圧倒的な2位グループ構想」(田中裕輔社長)を加速する。

「マガシーク」は伊藤忠商事の社内ベンチャーとして2000年にiモード公式サイトでサービスを開始、03年に株式会社化した、日本のファッションECの老舗サイト。06年11月に東証マザーズに上場したものの、13年3月にNTTドコモがTOBで子会社化し、同年7月には上場廃止していた。23年3月期は売上高が76億円、営業利益5300万円、純利益が0円。バランスシートは純資産34億5300万円に対し、総資産が72億2200万円。

ジェイドは国内での販売権を持つ「リーボック」でも伊藤忠とジョイントベンチャー(ジェイド66%、伊藤忠34%)を運営しており、伊藤忠との結びつきを深める。ジェイドは本日、田中社長が11ページに渡る株主宛のレターを発行し、その中で取扱高600億円の圧倒的2位ポジションを得たことで、「やっと叩けるスタートラインに立てた」として、中期目標に掲げる取扱高1000億円に向けた取り組みを加速する。

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