「コフレドール」17年の歴史に幕 SNSは終了発表に戸惑い「エイプリルフールじゃなくて?」

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カネボウ化粧品は4月1日、メイクアップブランド「コフレドール(COFFRET D’OR)」の終了を発表した。それを受けSNSでは終了を惜しむ声が多数寄せられ、Xでは発表から半日経ってもブランド名がトレンドにランクインし続けた。

「コフレドール」は2007年に誕生。現在はリップやチークなどのポイントメイクと、ファンデーションや化粧下地などのベースメイクを取り扱っている。ブランドによると6月から順次生産終了となり、12月末を目処に販売も終了する。

Xでは「下地が優秀で何本リピートしたかわからない。先週も購入したばかり」「下地で使っていたから今後どうしよう」「チークはずっと“スマイクアップチークス”だったのに」「“スキンシンクロルージュ”の代わりになるものが見つからないよ〜」と、愛用者による嘆きと戸惑いの声が。ドラッグストアのカウンセリングブランドはメイクアップの入り口になることが多く、「高校卒業して親元を離れる時に、母と一緒に選んで最初に買った初めての化粧品が『コフレドール』でした。ありがとう」「社会人になるにあたって母がへ商品一式買ってくれた」など、人生の節目を振り返るユーザーも相次いだ。

また、今回の終了発表を機に俳優の常盤貴子、中谷美紀、北川景子、沢尻エリカ、柴咲コウを起用したデビュー時のCMやポスターを思い出す人も多く、「旬の女優5人そろえたあのCMはトゥーマッチ感もあったけどやっぱり見応えはあった」「あのCMがインパクトありすぎて見入っていたのを思い出す」「『コフレドール』といえばあの5人。今見ても最強だし神々しい」というものや、発表日が4月1日でさまざまな企業が“エイプリルフールネタ”を投稿していることもあり「エイプリルフールネタなの?マジなの?」「エイプリルフールじゃなくてガチだった」「エイプリルフールだと言って欲しい」という戸惑いも多数投稿されている。

ほか、花王「オーブ(AUBE)」も24年8月末を目処に終了することを受け「ミドルプライスのコスメって厳しいのかな」「国産ドラコスは韓国コスメの浸透で厳しくなってきてる」「プチプラかデパコスかの二極化時代」と現状を振り返る意見、「国産が弱くなるのは困る」「日本のブランドを応援したい」という声も上がっている。

「コフレドール」公式サイトは終了発表とともに「ブランド誕生以来、多くの皆様にご愛顧いただきましたことを、心より厚くお礼申し上げます。これからも、メイクできれいになることを楽しんでいただきたいと願っております」とメッセージを寄せている。

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