櫻井翔さんが安藤忠雄設計の水の教会へ。12月8日発売号『聖なる建築100』。

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December 4, 2022 | Architecture, Design, Travel | casabrutus.com

櫻井翔さんが2年ぶりに表紙に登場。世界的な建築家・安藤忠雄が設計した北海道・トマムに建つ〈水の教会〉を訪ねました。

夜の〈水の教会〉に立つ櫻井翔さん。

櫻井翔さんが日本各地のさまざまな建築を訪ね、その魅力をリポートする『Casa BRUTUS』の人気連載「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」。12月8日発売の日本の美しい教会を建築の視点から100選した特集では、表紙と特集巻頭で安藤忠雄の“教会三部作”のひとつ〈水の教会〉を訪ねました。ただ、今回の訪問は実は2度目となるそうで。

「13年前、嵐のファンクラブ会報の撮影のために来たことがあるんです。ここを選んだのは僕自身。雑誌か何かで見て興味が湧き、ぜひ訪れてみたいと思ったんです。思えば、この〈水の教会〉が安藤さんの建築との初めての出会いでした。不思議なんですけど、安藤さんとはご縁のようなものを強く感じるんですよね。この連載はもちろん、折に触れてお目にかかる機会が多く、そのたびにいろいろなお話をさせてもらえるのが楽しくて」

〈水の教会〉は湖に浮かぶ十字架が印象的な教会。櫻井さんが2010年9月号で本誌に初登場した際に安藤忠雄さんと交わした往復書簡でも「まさに五感で感じる世界。飽きる事のない時間、空間がそこにはありました」と綴っていました。

「初めて訪れた時は、時間を忘れて立ちすくんだほどでした。夜のシーンは今回が初めてでしたが、とても美しかったですね。自然との共生が目にも鮮やかな日中に対して、夜はそれが見えないぶん、よりストイックに感じました。十字架がライトアップされている様子は神々しくもあり。鏡のような水面への映り込みも幻想的でした」

クリスマスを迎える季節にふさわしい幻想的な教会に立つ櫻井さんの姿をぜひご堪能ください。