特集 フランチャイズビジネス 第2回 FRAX TOKYO|株式会社ワンライフ

取材展示会概要
展示会名:第2回 FRAX TOKYO
会 期:2022年1月13日(木)~15日(土)
会 場:東京ビッグサイト
主 催:RX Japan株式会社 (旧社名:リード エグジビション ジャパン)

新しいビジネスを始めようと考えた時、社会貢献性を重視しないだろうか?どのビジネスも必要とされているビジネスであることには変わりはないが、今回取材した株式会社ワンライフは障害を抱えている方の就労支援をフランチャイズとして展開している会社だ。

FRAX TOKYOでは2つの施設の紹介を行っていたので、市場の伸びも期待されているeスポーツと掛け合わせた「ONE GAME」について同社の荻野広光氏へ。

未就学児の施設「chouchou」については同社常務取締役の樺澤秀明氏へ話を聞いてみた。

株式会社ワンライフ 荻野広光氏

ー御社はどのようなビジネスをされていらっしゃるのでしょうか?

荻野 障害福祉サービスの中にある就労継続支援B型と呼ばれる事業をしております。こちらは国の事業のひとつにもなっておりまして、簡単に説明しますと、障害を抱えている人に就労に必要なスキルを身に着ける訓練と就労の支援のことで、弊社はその場所となる「ONE GAME」を提供しております。

ーどんな方が加盟されるのに適してるとかはございますでしょうか?

荻野 弊社は一般的な障害福祉サービスのモデルではなくeスポーツを取り入れております。eスポーツを通じて障害を抱えてる方々の就労を支援する事業ですので、障害を抱えている方を支援したいという想いのある方や、eスポーツが好きだったり、既に携わっている方がより適しているのかなと思います。お互いが楽しいコミュニケーションを取りながら学んでいってほしいですからね。

ー現在のフランチャイズの展開数と今後の目標についてお聞きしてもよろしいでしょうか?

荻野 今年には5店舗が決まっております。フランチャイズの問い合わせが増えておりますので、これからどんどん全国展開していきたいと思っております。

弊社の目標は障害者eスポーツの普及です。日本で初めての障害者eスポーツ大会を弊社が開催致しまして、今どんどん自治体が障害者eスポーツに参入しているんですよ。徳島県や愛媛県では実際に自治体が進めているんです。今後全国でこの流れが進んだときに、その地域で障害を抱えていてeスポーツに興味をもっている方を、どんどんeスポーツ選手として輩出していくことが目標ですね。

ー同業他社さんと比べて御社の特徴などはございますか?

荻野 eスポーツの専門学校をコンセプトとして作っていますので、プロゲーマーの方に監修していただき作成した独自の教材を持っております。

ーありがとうございます。引き続き、今回もう一つ募集されている事業についてお話を聞かせてください。

樺澤 はい。業態は先の「ONE GAME」と同じ障害者福祉施設の運営です。こちらは未就学を対象とした「chouchou」という施設になります。おおむね2歳〜6歳までのお子様をお預かりして、幼稚園のように療育を提供し、小学生に上がるまでの間で社会的適応能力を向上させていくていくというものです。

株式会社ワンライフ 常務取締役の樺澤秀明氏

ー現在の施設数と今後の目標数はございますか?

樺澤 現在は直営で群馬県に6施設あります。フランチャイズはオープンしているので2施設ですね。
既に契約が決まっているところもあるのですが、特別な施設にしたいので建物をイチから設計し作っているので契約からオープンまで1年くらいは時間がかかるんです。そのこだわりが我々の特色でもあります。

ー同業他社さんとの何か差別化になるようなポイントがありましたら教えていただけますか?

樺澤 児童発達支援として子どもに療育を行うというところで、週に何回来てくださいという決まりはないです。弊社の場合は毎日週5日間、入園から卒園まで3、4年という長い時間をかけて療育を提供していくのが特徴です。
他社でしたら1日1時間、言語だけをするという形が多いですが、弊社は小集団で総合的な活動をして、毎日積み重ねていくことで少しずつ改善していきます。

株式会社ワンライフ
〒371-0812 群馬県前橋市広瀬町3-18-15
TEL:080-7723-6089
https://onelife-inc.com