特集 フランチャイズビジネス 第3回FRAX TOKYO ｜株式会社M

札幌では、お酒のシメにラーメンやそばではなくパフェを食べる「シメパフェ」「夜パフェ」の文化が定番となっている。この文化は札幌だけでなく、全国各地において、徐々に浸透しつつある。

今回は、テイクアウトに特化したソフトクリーム店「21時にアイス」のフランチャイズビジネスを手がける「株式会社M」で代表を務める森田大志氏（以下、「森田」と表記）にお話しを伺った。

出店しやすく月々の負担も軽い。仕入れ業者とも直接やり取り可能。

－FC展開を検討されているオーナーの方々に向け、御社のビジネスモデルを教えていただけますか？

森田　シメパフェ、夜パフェの専門店を行っています。テイクアウトに特化し、営業時間が16時半から24時までと、夜間運営型のソフトクリーム店を関西エリアからスタートしました。加盟金が180万円ですので、同じ業態と比較をすると、格安かと思います。なお、店舗数は半年で18店舗をオープンした実績があります。

－加盟金以外には、どのような費用がかかりますか？

森田　改装費、保証金、研修費、設備費などです。すべてを含めると、500〜700万円でスタートすることができます。

－事業再構築補助金の利用実績はありますか？

森田　はい、あります。

－法人と個人、どちらのオーナーの方が多いのでしょうか。

森田　半々ぐらいです。個人の方の場合、1店舗成功したのでもう1店舗という方もいらっしゃいますし、法人の方の場合、3店舗以上に加盟されている法人もあります。

－出店先に関するアドバイスはされていますか？

森田　アドバイスはもちろん致します。出店エリア、テナントも、すべて相談させていただきながら、二人三脚で頑張っていくというイメージです。

－オーナーが現場に出る必要はありますか？

森田　その必要はありません。ただ、お店に社員としていていただけると、そのぶん安心材料にはなるかと思います。

－レジにはどのようなシステムを使用していますか？

森田　AIRレジを導入していますので、売上をリアルタイムで把握することができます。

－加盟店の数は、今後はどのくらいの拡大を見込んでいますか？

森田　直営を含めると、少なくとも30店舗までは出店が見えています。

－テイクアウトのデザート・スイーツと差別化できることや、アピールポイントはありますか？

森田　ソフトクリームは北海道産にこだわっています。濃厚なのに後味さっぱりで、食べやすい味わいとなっています。また、トッピングが自家製であり、インスタ映えすることに加え、味のクオリティ、接客のクオリティに力を入れています。その結果、多くのリピーターの方々にご利用いただけています。

－関西方面では、大阪以外にも出店されていますか？

森田　はい。香川、岡山、神戸などでも実績があります。繁華街でも郊外でも、売っていける業態と考えています。

－月々のロイヤリティについて教えてください。

森田　ロイヤリティは6パーセントです。3店舗目から4パーセントとなります。一方、内装や食材については、業者様と直接お取引をいただいており、当社が間に入って手数料をいただくようなことはしていません。そのため、出店しやすく、月々の負担も少なくて済みます。

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